特定非営利活動法人バイオミメティクス推進協議会

 

国内外の情報(2019年)  

 

(2019/12/25) バイオミメティクスの美容液への展開
 スキンケアブランドのダーマロジカからバイオミメティクスを取り入れている美容液が販売された。生体模倣ペプチドのブレンドで、肌のハリと弾力の両方を改善する。(Dermalogica)

(2019/12/16) 不動産学会賞・著作賞
 谷口守著『生き物から学ぶまちづくり ~バイオミメティックスによる都市の生活習慣病対策~(株式会社コロナ社)』が不動産学会賞・著作賞に選出されました。(筑波大学 近未来計画学研究室

(2019/12/3) エアバスの航空機設計における環境負荷低減
 最新のデモンストレータープロジェクト「fello’fly 」を発表した。長距離飛行のための編隊飛行の研究が開始されている。(Airbus

(2019/12/3) クモやアリから着想を得た超撥水性の金属
 ACS Applied Materials and Interfaces』に発表されたアメリカ・ロチェスター大学の研究グループの水に浮く金属の研究が紹介されています。(BIGGLOBE News)

(2019/12/3) ウバウオ(姥魚)の生態を研究し、高性能な吸引カップを開発
 カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームは、海辺に生息する小魚の吸盤にヒントを得て汎用性の高い吸引カップを開発した。(fabcross

(2019/11/25)  バイオニックエアフレーム
 次世代の航空機材料を生み出す技術としてのバイオミメティクスの活用がJAXA航空マガジン「FLIGHT PATH」で紹介しています。(FLIGHT PATH

(2019/11/14)  海水中で繰り返し使用できる接着剤を開発
 北海道大学の龔剣萍(グンチェンピン)教授らの研究グループは、海水中で素早く強力に接着し、繰り返し使用可能な新規接着剤の開発に成功した。接着剤の化学構造は,海洋付着生物であるイガイの接着タンパク質を参考に設計された。海中作業における接着剤やシーリング材、また、海中でのコンクリート硬化剤としての用途が期待される。(北海道大学 プレスリリース

(2019/11/14)  生物模倣触媒を利用したアンモニア製造技術
 名古屋工業大学の増田秀樹名誉教授の研究グループは、自然界に近いアンモニア合成プロセスをめざし、生物模倣型触媒を用いて常温低圧でアンモニアを製造するプロセスを開発した。(化学工業日報 11/14)

(2019/11/14)  「ミニチーター」ロボット
 MITのバイオミメティックス・ロボティクス部門は、新しい「ミニチーター」ロボットの群れをキャンパスに連れ出した映像を公開しました。(YouTube)

(2019/11/14)  『生き物と音の事典』-生物音響学を網羅的に解説した初の百科事典-
 生物音響学の発展と普及のために、生物音響学会内の編集委員会(代表 高梨琢磨)において企画,編集をおこなわれた百科事典が出版されました。(参考図書

(2019/11/13)  内視鏡の「汚れ」を防止する材料
 インテリジェント・サーフェス株式会社と国立研究開発法人国立がん研究センターは、内視鏡の「汚れ」を防止する材料研究開発の共同研究をスタートさせる。最先端の生体模倣技術を駆使し、生体親和性材料を活用する。(プレスリリース

(2019/10/25)  「ハリセンボンのトゲ」から生まれた新材料
 物質・材料研究機構(NIMS)の内藤昌信氏の研究グループが、“ハリセンボンのトゲ”に着想を得て、切ったり曲げたりしても、撥水性が落ちない「超撥水材料」「超撥水」材料を開発した。(ITmedia News

(2019/10/24)  海洋系バイオミメティクス(フランス)
 コンカルノー海洋研究所(la Station marine de Concarneau)は1859年に設立され、現在は遺伝子解析から海洋生態系まで幅広く研究を行うと共に、海洋生物多様性の調査と人為的環境の影響に関する研究を行っている。毎年、この研究所でRVCC(Rendez-vous de Concarneau)が開催されるが、2019年はバイオインスピレーションをテーマに10月17日および18日に開催された。医療応用、材料、バイオファウリングなど幅広い講演があり、Gilles Boeuf (元 パリ自然史博物館館長)やKalina Raskin(CEEBIOS)も登壇している。(RVCC2019)

(2019/10/16)  エコデザインプロジェクト(フランス)
 フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)は、エコデザインプロジェクト(Perfecto)が2018年12月に開始し、2019年9月に6件のベストプラクティスが発表した。CEEBIOSが参加するGreenportechが受賞した。このGreenportech では、HUTISA(購買コンサルティング会社)、FOX DESIGN(工業デザイン会社)、Pôle Eco-conception(ライフサイクルのエコデザインを考えるクラスター), CEEBIOS, Auvergne-Rhône-Alpes(オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏)、 Rhône(ローヌ県)が参加するGreenportechは、生物模倣により港、川、池または湖に浮かぶ建築設計をめざしている。HUTISAが買収したAPPORTECH社がコア技術を保有している。(ADEME)

(2019/10/10)  魚の吸盤をヒントに吸引キャップを開発
 ノーザン・クリングフィッシュは、世界で最も優れた吸盤があり、腹部の小さなディスクは、濡れた、ぬるぬるした、粗い表面にも付き、体重の230倍まで保持することができます。ワシントン大学のチームは、この吸盤の吸引力からヒントを得た人工吸引カップの開発に成功しました。(ワシントン大学

(2019/10/10)  持続可能な価値創造システムの未来
 次の産業革命は自然から到来する:The next industrial revolution will come from nature」と題したワークショップを、欧州テクノロジー・プラットフォームManufutureとフラウンホーファー研究機構は2019年7月5日にブリュッセルで開催しました。産業界、欧州委員会、および研究機関の約40人の専門家が、より持続可能な未来のために製造業で生物由来の物質、構造、そして、プロセスをどのように使用できるかを議論しました。(Manufuture)

(2019/10/10)  バイオミメティクスの製造業での活用
 三菱総合研究所の研究員が社会的な話題や動向について解説するコラムに、「バイオミメティクスの活用が製造業にもたらす新たな変革」と題したレポートが2019年6月に掲載されています。(三菱総合研究所

(2019/10/9)  BIOLOGICAL TRANSFORMATION
 ドイツのフラウンホーファー研究機構は、新しい概念「BIOLOGICAL TRANSFORMATION」を提案しています。生物学的変換は、持続可能な経済を確立するために、自然の材料、構造、原理などの技術的な利用を行うプロセスと位置づけられています。ウェブサイトから白書「BIOLOGICAL TRANSFORMATION AND BIOECONOMY」がダウンロードできます。また、51st CIRP Conference on Manufacturing Systems (CIRP CMS 2018)の講演資料も参考になります。(CIRP

(2019/10/8)  真珠層を模倣した軽量プラスチック
 バッファロー大学のRENEW (Research and Education in eNergy, Environment and Water) Instituteの研究者らは、アメリカ陸軍研究所(ARO)から資金提供を受け、真珠の外側の真珠層(真珠母)を模倣した高強度軽量プラスチックを開発した。超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)と炭酸カルシウムをレンガ状にした構造で、優れた耐衝撃性とエネルギー吸収を示している。(ACS

(2019/10/1)  海洋分野での産業応用(フランス情報)
 Rendez-vous de Concarneauは、海洋バイオテクノロジー知識を産業界に移転するための会議で、Bioinspirationをテーマに2019年10月17日~18日にコンカルノー海洋生物研究所で開催されます。医療分野への応用、生物付着問題、バイオマテリアル、エネルギーなどのが取り上げられています。(コンカルノー海洋生物研究所

(2019/9/12)  赤ちゃんの匂い
 これまで赤ちゃんの匂いが良い匂いだと言われてきましたが、詳細な分析の報告はなされていませんでした。尾崎まみこ(神戸大)、針山孝彦(浜松医科大学)らのグループは、母親が最も匂い源として近い赤ちゃんの頭部から、赤ちゃんにストレスを与えず非侵襲的なサンプル収集を開発し、匂い成分を質量分析と2次元ガスクロマトグラフィーを組み合わせて分析しました。新生児の頭からの揮発性の匂いから31の化学成分と羊水からの21の化学成分を特定しました。その結果から、新生児の頭部の匂い成分を人工的に混合し、心理テストが行われた結果が報告されています。(Scientific Reports)

(2019/9/12)  NanoSuit法の新たな展開
 ライフサイエンスの研究において光学顕微鏡を使用した組織学的検査は重要で、光学-電子相関顕微鏡法(CLEM:Correlative Light and Electron Microscopy)のデュアルアプローチの開発が加速されていますが、パラフィン切片の観察に関していくつかの技術的課題が残っていました。河崎 秀陽(浜松医科大学)らは、NanoSuit法をパラフィン切片のCLEM分析に適用し、これまでの多くの問題を解決した論文が公表されました。(Nature)

(2019/9/12)  トンボのワックス
 多くの動物は、視覚的シグナル伝達と環境適応のために体色を変えます。一部のトンボは、ワックスによる色変化と紫外線(UV)反射を示すことが知られていますが、化学的特性が不明な状態でした。二橋 亮(産業技術総合研究所)らのグループが、トンボの紫外線反射性を示す腹部ワックスの特性と組成を研究し、その結果が論文として公表さました。(DOI)

(2019/9/10)  日本応用動物昆虫学会学会賞
 日本応用動物昆虫学会は、応用昆虫学および応用動物学上顕著な業績を挙げた会員に学会賞を授与しています。高梨琢磨氏((国研)森林研究・整備機構 森林総合研究所)は、「昆虫の生物音響学:振動や音による行動制御機構とそれを応用した害虫防除技術の展開」の業績で、第64回日本応用動物昆虫学会学会賞を受賞されます。

(2019/9/10)  植物体を振動させコナジラミ類を低減
 農業共済新聞の「病害虫防除の最前線」に、高梨琢磨氏((国研)森林研究・整備機構)が開発した植物体を振動させてトマトの害虫であるコナジラミ類の低減する技術が紹介されました。[2019年8月28日付]

(2019/9/5)  航空分野におけるバイオミメティックス
 2019年10月16日から海峡メッセ下関で第57回飛行機シンポジウムが開催されます。企画講演「航空分野におけるバイオミメティックス適用の試み」に下村政嗣理事長が登壇します。(日本航空宇宙学会)

 (2019/9/5)  気候変動と生物多様性 「100万種絶滅」の重さ
 日本経済新聞 朝刊(2019/7/15)の経済教室 コラム(経済・政治)に香坂玲教授(名古屋大学)の記事が掲載されました。「花粉媒介動物の減少が農業生産にも影響」などについて述べられています。(日本経済新聞

(2019/8/30) Black Squid Jacket
 イギリスのスタートアップ企業Vollebak社は、様々な新しい技術を活用してバイオニックウェアを開発している。防水性と防風性のあるアウターシェル「Black Squid Jacket
」は、イカのカモフラージュを模倣して開発されている。20億個以上の微細なガラス球をジャケットの表面の樹脂に埋め込み、1平方センチメートルあたり40,000個以上のガラス球体は肉眼では確認することができない。光がジャケットにあたると、その光が反射し鮮やかな液体のような色彩を示す。(Vollebak)

(2019/8/26) COP10:人類のヒント守る
 COP10の日本側の助言役だった香坂玲教授(名古屋大大学院)が、中日新聞(8月25日)に「極め人」として紹介されています。(中日新聞 静岡

(2019/8/23) バイオミメティクスが国産競技カヌーの開発に利用
 水走(MITSUHA=ミツハ=)プロジェクトは、東洋大学が主体となり人間工学・運動生理学・流体力学・バイオミメティクス(生物模倣)の技術を融合させた産学連携プロジェクトで、8月19日にカヌー・スラロームセンターで実戦艇のテストが実施されました。(水走ウェブサイト

(2019/8/21) バイオミメティクスの活用が製造業にもたらす新たな変革
 株式会社三菱総合研究所の舟橋龍之介のレポート「バイオミメティクスの活用が製造業にもたらす新たな変革」が、6月10日に同社のウェブサイトに掲載されていました。(三菱総合研究所

(2019/8/15) オーム社の電気総合誌「OHM」
 「電気系技術者のためのよく分かるバイオミエンティクス」は生物学と工学の両面からの解説記事で、オーム社の電気総合誌「OHM」に連載されています。2019年7月号は、齋藤彰先生(大阪大学)がモルフォ蝶について、8月号には、針山孝彦先生(浜松医科大学)が鳥や昆虫の色覚について執筆されています。

(2019/8/7) シロアリの翅(はね)の表面構造を模倣
 龍谷大学の研究グループは、シロアリの翅の模倣した表面構造を有する撥水材料を開蓮した。シロアリの翅は、大きな水滴は弾き小さな水滴を集める機能があることから、今後は、この技術を応用し、空気中の霧から水滴を集めるといった実用化が期待される。(龍谷大学

(2019/8/7) Biomimetics for business? Industry perceptions and patent application
 香坂玲先生(名古屋大学)が、日本の産業と国際特許出願の動向を分析し、バイオミメティック分野の動向について研究した論文が公開されました。(Journal of Science and Technology Policy Management

(2019/8/2) 青空サイエンス教室:バイオミメティクス(生物模倣)
 東レとJTBなどは8月1日~3日まで、山梨県富士河口湖町で楽しく科学を学ぶキャンプ「青空サイエンス教室」を開催し、生き物から学んだテクノロジー「バイオミメティクス」をフィールドワークとして実施しています。JTBは「家族で楽しむ休日のお出かけ」から「子どもと共に生きる力の芽を育てる機会」をコンセプトに「旅いく」を支援しています。(東レ

(2019/7/29) コンセプト機「Bird of Prey」
 エアバスは、7月にイギリスで開催された「International Air Tattoo」ショーで、ワシやタカなどの猛禽を模倣したコンセプト機「Bird of Prey」を発表した。ターボプロップ機を搭載したハイブリッド推進地域輸送機として位置付けている。エアバスのMartin Astonは、「A350 XWB旅客機の研究から、生物模倣を通して、自然は私たちにデザインを考える最高のレッスンを与えてくれる」と述べている。(Airbusi)

(2019/7/26) Pohoiki Beach
 インテルは、生物の頭脳のしくみをコンピュータアーキテクチャに適用し、脳機能模倣型の研究用チップ(Loihi research chips)を開発しました。(Intel)

(2019/7/23) 未来のまちが自然から学ぶことができること(新たなまちづくり)
 L’Atelier BNP Paribasは1978年に設立された将来予測、事業変革、および、事業促進のコンサルティング会社で、パリに拠点を置く。「What the city of the future can learn from nature」と題した報告が公開されている。世界の人口の50%以上が都市部に居住しており、この割合は2050年までに70%に達すると見込まれている。フランスでも、人口の80%近くがすでに都市に住んでいる。都市化が進み、他方では気候変動の影響が拡大しているため、都市の設計や建設方法を再考する必要がある。そして、建築部門および建築の専門家は生物模倣の考え方を設計に組み込むことに関心が高い。例えば、 Studio Boeriがデザインしたミラノの有名な 'Bosco verticale'(Vertical Forest)は、パリの13区にあるM6B2 Biodiversity Tower in Parisに影響を与えた。(L’Atelier BNP Paribas

(2019/7/10) 形状を自在に制御できるリキッドマーブル
  大阪工業大学工学部の藤井秀司教授の「リキッドマーブル」の研究は、世界的にも着目され、NatureやNewScientistに掲載されています。(Nature,NewScientist

(2019/7/9)  第6回生物音響学会年次研究発表会と公開国際シンポジウム「昆虫の生物音響学とバイオトレモロジー」
  2019年11月20日(水)〜22日(金)の日程で文部科学省研究交流センター(つくば)で「昆虫の生物音響学とバイオトレモロジー」の研究会が開催されます。生物に関連した音関係の基礎的・応用的研究(人や動物の聴覚、音や振動の影響、行動、神経機構、モデルや方法論、バイオミメティクスなど)を対象としています。11月20日の公開シンポジウム「昆虫の生物音響学とバイオトレモロジー(Insect Bioacoustics and Biotremology)」の参加費は無料です。(詳細ポスター

(2019/7/5)  クラゲから着想した超小型ソフトロボット
 ハチクラゲ類の幼生(エフィラ)に触発されて設計された超小型ソフトロボットの研究が、ドイツのマックス・プランク研究所の研究グループによって行われ、その研究成果がNature Communications(Vol. 10, 2703)に発表されました。(NatureAsia,論文

(2019/7/5)  キラキラの昆虫展2019
 岐阜市科学館は、夏の特別展「キラキラの昆虫展2019」を7月26日~9月1日の期間に開催します。キラキラと宝石のような輝きを見せる昆虫を中心に展示が行われます。(岐阜市科学館

 (2019/7/1)  特別展「昆虫」 大阪市立自然史博物館
 昨年の東京(国立科学博物館)で開催された特別展「昆虫」が、大阪巡回展として7月13日~9月29日まで、大阪市立自然史博物館で開催されます。(昆虫展

2019年6月20日  インクを使わない高精細な画像印刷
 京都大のiCeMS (物質細胞統合拠点)のシバニア・イーサン(Easan Sivaniah)教授らの研究グループは、OM(Organized Microfibrillation: 組織化したミクロフィブリレーション)と呼ばれる技術で構造色を作製することに成功しました。インクを使わずにフルカラーで作製するプリント技術の研究成果がNature(伊藤 真陽 他)に掲載されました。(Pureosity プレスリリース

2019年6月18日  バイオミメティックスによる高音質スピーカーを開発
 オンキヨー株式会社は、バイオミメティクス振動板開発に成功したと5月30日にプレスリリースした。スピーカー特性改善のため、振動板形状にトンボの翅(はね)の翅脈構造を取り入れることで共振分散を実現し、貝殻の立体構造を取り入れることによって強度・剛性を向上させた。(プレスリリース)

2019年6月14日  発展するBiomimEXPo
 フランスからの情報として、BiomimExpoはフランスのマクロン大統領が後援と明示されました。また、エコロジー・持続可能開発・エネルギー省大臣も9月11日のイベントに出席する予定です。さらに、Biomim'BOOK 2019が刊行されます。(Biomim'BOOK 2019

2019年6月12日 ミミズの移動方法を模倣した海底探査用掘削ロボットの開発
 海底土壌を掘削してサンプリングすることができる海底ロボット探査機の開発において、ミミズの剛毛を模倣した推進ユニットの研究が中央大学のグループから発表されました。(日本ロボット学会誌 2019年37巻4号 p.330-340)

2019年6月11日 水滴の形を自在に加工
 大阪工業大学の藤井秀司教授らのグループのリキッドマーブルの研究が、NHKにとりあげあられました。(関西 NEWS WEB),(Twitter)

2019年5月27日 企画展「虫展 −デザインのお手本−」
 21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン内)において、2019年7月19日 (金) - 2019年11月 4日 (月)の日程で開催されます。本展覧会では、自然を映し出す存在である「虫」の驚くべき仕組み、構造、そして知れば知るほど不思議なその生態を、さまざまな視点から見つめる企画展です。(21_21 DESIGN SIGHT

2019年5月15日 Bioinspired Materials 会議
 2019年10月20日~25日の日程でスイスのモンテ・ヴェリタでBioinspired Materials 2019が開催されます。(ウェブサイト

2019年5月8日 アブラムシからヒントを得たリキッドマーブル
 藤井秀司教授(大阪工業大学)の論文「Liquid Marbles in Nature: Craft of Aphids for Survival」がLangmuirに掲載されました。マイクロメートルサイズのワックス粒子が甘露(ハニーデュー)とよばれる液滴で被覆されている状態が電子顕微鏡観察でわかりました。(Langmuir, 2019, 35 (18), pp 6169–6178

2019年5月8日 建築とバイオミメティクス(フランス
 エッフェル塔運営会社の関係組織であるLa Fondation d'entreprise de la Société de la Tour Eiffelが中心となり、次世代の建築デザイナーと建築家のために、建築とバイオミメティクスをテーマとしてエッフェルコンテストが開始されました。対象は、公立または私立の建築学校の学生で、建築のみならず他の分野(熱マネジメント、生物模倣、生物学、地球科学など)の融合チームとなります。(Eiffel 2019)

2019年5月7日 動植物100万種が絶滅危機
 「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム」(IPBES)は、パリで開催された総会で、生物多様性などに関する初の地球規模報告書が公開されました。(IPBES Media Release

2019年5月7日 人新世(アントロポセン)の時代における技術と宗教
 木村武史教授(筑波大学)は、人新世において人類社会が生き残る可能性を示唆する技術としてバイオミミクリーを取り上げています。(現代宗教2019

2019年5月7日 BUGA Fibre Pavilion 2019(シュトゥットガルト大学)
 シュトゥットガルト大学のデザイン研究所(Institute of Building Structures and Structural Design (ITKE))とコンピュテーショナル デザイン&建設研究所(the Institute for Computational Design and Construction (ICD))のバイオミメティクス研究にもとづく複合材料を用いた建築デザインが紹介されています。 (シュトゥットガルト大学

2019年4月25日 自然史博物館(フランス ニーム)
 フランスの南部に位置するニーム(Nîmes)の自然史博物館は、「自然がイノベーションを起こすとき:バイオミメティクス」と題した展示会を2019年5月18日〜11月10日に開催します。カワセミのくちばしをヒントに設計された日本の新幹線や、スズメバチの巣を模倣した紙まで幅広い展示が行われます。レオナルド・デ・ヴィンチの生誕500周年の節目の年のバイオミメティクスの企画展です。(Museum - musée d'Histoire naturelle

2019年4月19日 昆虫の外骨格を形成する「クチクラ」
 理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター形態形成シグナル研究チームは、ショウジョウバエの嗅覚器官(嗅感覚毛)が持つ微細な穴構造(ナノポア)の形成過程を明らかにし、ナノポア形成に関わる遺伝子を発見しました。(理化学研究所

2019年4月18日 創造性(バイオミメティクスからの視点)
 ハーバードビジネスレビューに、「To Change the Way You Think, Change the Way You See」と題したが記事が掲載され、バイオミメティクスの発想がとりあげられています。革命的な新しいアイデアや製品を思いつくために違った考え方をすることが必要です。偉大なクリエイター、イノベーター、そして起業家は、私たちの多くが物事を見るのとは異なる方法で世界を見ています。(ハーバードビジネスレビューHBR creativity)

2019年4月17日 真珠層の3Dプリンティング
 真珠層は、炭酸カルシウムの硬い層とタンパク質の軟らかい層の微細な積層構造を有し、その構造から高い強度と靭性を示します。この真珠層にヒントを得た階層構造を構築するために、南カリフォルニア大学の研究者は電気アシスト3Dプリンティングによって複雑な3次元形状を設計する研究を行っています。(Science Advances

2019年4月16日 生体模倣(バイオミメティクス)による食品包装フィルムの開発
 缶詰技術研究会の月刊誌「食品と容器」2019年2月号に「蓮の葉の表面形態と超撥水コーティング」、3月号に「ウツボカズラの表面形態と滑油コーティング」、4月号に「蓮の葉の表面形態と撥油コーティング」が掲載されています。(食品と容器

2019年4月16日 歯のエナメル質のバイオミメティクス
 歯のエナメル質の組織工学から再生まで、「Enamel biomimetics—fiction or future of dentistry」と題したレビューが公開されています。(International Journal of Oral Sciencevolume 11, Article number: 8 (2019)

2019年4月15日 生物模倣航空工学によるはばたき型飛行体「MetaFly」
 クラウドファンディングサイトKickstarterで紹介されています。初期モデルのMetaFly Early Bird は€69からのファンディングで入手できます。(Kickstarter

2019年4月1日 マダラシミの鱗片の表面の構造に関する研究
 千歳科学技術大学の平井悠司講師らの研究論文「The Friction Properties of Firebrat Scales」がBiomimeticsに掲載されました。(Biomimetics

2019年3月29日 HANNOVER MESSE 2019 FESTO
 4月1日〜5日に開催されるHANNOVER MESSE 2019の期間中、Festo社は、BionicSoftHandを公開する予定です。(YouTube)

2019年2月28日 「生命(いのち)の奇跡のプロセスに学ぶイノベーション」
 東北大学では、生命の奇跡のプロセスに学びをテーマに、生命科学と工学とが融合し「ネオバイオミメティクス(新たな生物模倣)」ならびに「ネオバイオレメディエーション(再利用・再生を考えた新たな生物学的環境修復)」を両輪とするプロジェクトがスタートしまし、2月22日にキックオフシンポジウムが開催されました。(東北大学

2019年2月24日 パンダの歯に自己修復機能
 中国科学院金属研究所の研究チームが、パンダの歯に自己修復の機能が備わっていることを発表しました。(東方新報Acta biomaterialia

2019年2月19日 ドイツの昆虫保護法案
 Svenja Schulzeドイツ環境相は、殺虫剤の使用を削減し、数千万ユーロを研究に投入するための昆虫保護法を計画していることを発表した。すでに、ドイツ政府は、2018年6月20日に「昆虫保護のための行動計画」に関する提案を採択している。(Yahooニュース行動計画

2019年2月14日 「“生物パクリテクノロジー”が超スゲえ‼︎」
 週刊プレイボーイ(2019年2月11日号)の「“生物パクリテクノロジー”が超スゲえ‼︎」の記事に生物模倣技術技術が4ページにわたってご紹介されています。

2019年2月14日 昆虫のマイクロCT
 Microscopy and Analysis(Issue 132,pp12-15,2019)に、ミツバチの全身の外部および内部の解剖学的研究をマイクロCTボリュームレンダリング画像等で行った結果が報告されています。Brukerのウェブサイトからも2017年のレポートがダウンロードできます(pdf)。
 Comparing micro-CT results of insects with classical anatomical studies: The European honey bee (Apis mellifera Linnaeus, 1758) as a benchmark (Insecta: Hymenoptera, Apidae) 

2019年2月8日 μBRAIN:Microscale Bio-mimetic Robust Artificial Intelligence Networks
 米国国防総省高等研究計画局(DARPA)は、非常に小さな飛翔昆虫の優れた計算能力を研究し、そこから新たな計算フレームワークを創出し、人工知能探査(AIE)をめざす。サイズ、重量、および消費電力(size, weight, and power consumption (SWaP))に着目し、アーキテクチャと計算における基本的な革新をねらってる。(DAPA)

2019年1月25日 Festo社のグリッパーフィンガー
 魚の尾びれを模倣した技術(Fin RayEffect®)を使用した構造を利用したFestoのグリッパーフィンガーの詳細がホームページで紹介されています。(FESTO)

2019年1月16日 イカのようにフィンを使って泳ぐロボット
 FEST社は2018年6月に発表した「Bionic FinWave」は、イカのようにフィンを使って連続した波を発生させ、前に進む自律型水中ロボットである。その後、Pliant Energy Systems社も、フィン型ロボット「Velox」を開発した。「Velox」は、水中のみならず陸上でもフィンを利用して這いまわることができる。2種のロボットの映像が公開されている。(Bionic FinWaveVelox

2019年1月10日 Hyundai 歩く車『Elevate』
 米ラスベガスで開催中のコンシューマーエレクトロニクスショー "CES 2019"で現代自動車(Hyundai)は、新しい自動車のコンセプトモデル『Elevate』を発表した。自然災害に備えて動く足を備えた史上初の自動車で、これまで走行不可能だった地形でも移動することができる。バイオミメティクスを応用して開発したと報じられている。(niftyニュースHundai

2019年1月9日 DARPA:昆虫の生物模倣研究とAI応用
 国防総省高等研究計画局(DARPA)は、昆虫の研究からAIを向上させる技術開発を行っています。小さな飛翔昆虫の問題解決機能の背後にあるコンピューティングモデルを理解しAI開発に活用する計画で、Microscale Bio-mimetic Robust Artificial Intelligence Networks (μBRAIN)のプロジェクトとして位置づけられています。(The Sociable)

2019年1月9日 ヘビ型ソフトロボット:その秘密は「切り紙」
 ハーバード大学John A. Paulson School of Engineering and Applied Sciences (SEAS)の研究チームは、日本の「切り紙」にヒントを得て、ヘビ型ソフトロボットを開発した。ロボットは、インフレータブルチューブ(ポリエステル製)で伸縮するこができる。チューブ内に空気を送り込むことで、構造全体が前方に伸び、スケールが飛び出し、アイスピックのように地面を掘り下げる。この摩擦で、ロボットは胴体を前方に引きずり、それが膨張し収縮するにつれて少しずつ前方に進むことができる。動画がウェブページに公開されている。(ハーバード大学 February 21, 2018)