2024年11月20日
鳥にヒントを得たドローン「PigeonBot II」
スタンフォード大学のEric Changらは、モーフィング翼と尾を持つ生物にヒントを得た航空ロボット、「PigeonBot II」を開発した。このロボットは、生体模倣骨格と本物のハトの羽で構成されており、広げることができる翼と、鳥のように広げたり、傾けたり、左右に逸らしたりできる尾を装備している。(
Science Robotics)(
DRONE.jp)
2024年11月18日
生体模倣システムの実験ツール
住友理工株式会社と株式会社ギンレイラボは、医薬品などの効能確認や安全性評価で使用される生体模倣システム(MPS:Microphysiological Systems)の開発を共同して進めている。基礎実験ツールのエントリーモデル2製品の開発が完了した。(
共同通信)
2024年11月4日
気管切開をした患者向けスピーチバルブ(スピーキングバルブ)
ドイツのフライブルク大学の研究チームは、生体模倣スピーキングバルブを設計した。このバルブは、小さな生き物を捕獲することで知られる肉食性の水生植物(
Utricularia vulgaris) の葉の形態とトラップ機能にヒントを得て、圧力リリーフバルブを設計した。生物モデルの形態と機能はコピーされたのではなく、その動作モードが抽象化されたため、ドイツのバイオミメティクスの規格(VDI 6220) に従って開発されたバイオミメティクス製品であるとしている。(
Nature Scientific Reports)
2024年10月28日
日本ペイントマリンは船舶用コーティング技術
日本ペイントマリンは船舶用コーティングのリーダーであり、「科学に命を吹き込む: バイオミメティクスを使用した次世代の船体コーティングの創出」のホワイトペーパーを公開した。同社の特許取得済み HydroSmoothXT™ 技術の開発においてバイオミメティクスが果たした役割について詳しく説明している。(日本ペイントマリン)
2024年10月23日
新方式の魚ロボット
電気通信大学の理工学部機械工学科の池本有助准教授、東京科学大学工学院機械系の田中博人准教授らの研究グループは生物模倣型の水中ロボットの新たな駆動方法として、直接駆動方式を採用した魚ロボットを開発した。直接駆動方式では、電磁モータの回転角を広く取ることができるため、体を瞬間的に大きく変形させることができる。(
電気通信大学)
2024年9月24日
リブレットフィルムの風力発電への応用
株式会社ニコンは、風力発電の発電効率向上に寄与する、リブレット加工を施したフィルムを株式会社ユーラスエナジーホールディングスに提供した。ユーラス宗谷岬ウインドファーム(北海道)の風車のブレードにリブレットフィルムを装着し、発電効率の向上とリブレットフィルムの耐久性などの実証実験を開始した。(
ニコン)