特定非営利活動法人バイオミメティクス推進協議会

バイオミメティクスに関する年表

1950年代

  • Otto Schmitt博士が、ギリシャ語のbios (life) とmimesis (imitate)を結びつけて生物学から発想したアイデアを工学に転換する技術をBiomimeticsと呼んだ。

1952年

  • Velcro Sa Soulie社が、面ファスナーの特許を米国に出願した。

1992年

  • 地球サミット(環境と開発に関する国際連合会議)で環境問題が議論され、「アジェンダ21」の行動計画に持続可能な開発(sustainable development)が組み込まれる。

1997年

  • スチュアート L. ハートがハーバードビジネスレビューで「持続可能なグローバル経済の構築」を発表し、環境問題は経済問題へと新たなステージに移行する。

1997年3月

  • カワセミ型のN500系車両の新幹線が営業運転開始した。
    Janine M. Benyus 著「Biomimicry: Innovation Inspired by Nature」出版される。

2001年

  • BIOKON 発足(BIOKON e.V.は2004年に設立)

2007年

  • ドイツは、2007年の生物多様性戦略でバイオミメティクスを持続可能性戦略上の重要技術として着目した。
  • フランス上院から「持続可能に寄与する科学技術−生物多様性は打撃か、チャンスか−」の報告書が出された
  • AskNature 設立
  • ドイツ技術者協会(Deutscher Ingenieure (VDI))とドイツ連邦環境基金(Deutschen Bundesstiftung Umwelt (DBU))は、バイオミメティクスの技術的なルールとしてVDIガイドランを2010年までに作成することを発表した。

2010年

  • Biomimicry 3.8が設立(Biomimicry InstitueとAskNatureを統合)
  • サンディエゴ動物園レポート:The Global Biomimicry Efforts:An Economic Game Changer

2011年

  • ドイツ VDI6220 Biomietics (標準書)を発行

2012年

  • 国際標準化の専門委員会(ISO/TC266)が発足し、第1回国際総会がベルリンで開催される。 

2013年

  • ドイツ Strategic Initiative INDUSTRIE 4.0

2014年

  • フランス CEEBIOS(Centre Européen d'Excellence en Biomimétisme de Senlis) 設立